こんにちは!就職活動、お疲れ様です。大学3年生、4年生の皆さんは、いよいよ面接が本格化する時期ですね。面接って、何を聞かれるんだろう、何を準備すればいいんだろうと不安になる方も多いかもしれません。
このブログ記事では、面接官が皆さんのどこを見ているのか、そして面接を成功させるための基本的なマナーと心構えについて、わかりやすくお話ししていきます。これを読めば、きっと自信を持って面接に臨めるようになりますよ!
面接官は「あなたらしさ」を知りたい
面接官は、皆さんの履歴書やエントリーシートに書かれている情報だけでなく、実際に会って「どんな人なのか」を知りたいと思っています。皆さんの個性や考え方、そして会社の雰囲気に合うかどうかを見ています。
ここでいう「あなたらしさ」とは、単に個性的な言動をすることではありません。皆さんがこれまでの経験を通して培ってきた価値観や考え方、課題解決へのアプローチ、そして周りの人との関わり方など、内面からにじみ出る人間性全体を指します。
正解の答えを探すのではなく、正直な気持ちで、自分らしい言葉で話すことが大切です。例えば、成功体験だけでなく、失敗から何を学び、次どう活かそうと考えているかを話すことで、皆さんの素直さや成長意欲が伝わります。緊張するのは当たり前ですが、リラックスして、いつもの皆さんのままで臨んでくださいね。
基本的なマナーで好印象を与える
面接では、話す内容はもちろん大切ですが、基本的なマナーも非常に重要です。マナーがしっかりしていると、「この人は社会人としてしっかりしているな」という好印象を与えられます。これは、面接官に「この人は入社後もお客様や取引先、同僚と気持ちよくコミュニケーションを取れるだろう」と安心感を与えることにもつながるからです。
具体的には、入室から退室までの一連の流れで、以下の点に気をつけましょう。
- 身だしなみ: きちんと整えられた服装や髪型は、相手に清潔感と真面目な印象を与えます。スーツのシワや汚れがないか、髪は清潔にまとまっているか、靴は磨かれているかなど、細部まで確認しましょう。第一印象は数秒で決まると言われていますから、特に気を配りたいポイントです。
- 挨拶: 笑顔でハキハキとした挨拶は、明るく前向きな印象を与えます。入室時と退室時の「本日はよろしくお願いいたします」「本日はありがとうございました」だけでなく、質問への返事や相槌も、はっきりと丁寧に、笑顔を心がけましょう。声のトーンは、少し高めを意識すると、より明るい印象になります。
- 姿勢: 背筋を伸ばし、堂々とした姿勢は自信があるように見えます。椅子に座る際も深く腰掛け、背もたれにもたれかからず、軽く前傾姿勢をとると、話を聞く意欲が伝わります。足は揃えて、手は膝の上か、机の上で組むのが一般的です。
- 話し方: 丁寧な言葉遣いを心がけ、相手の目を見て話しましょう。早口になりすぎず、落ち着いて話すことが大切です。質問されたら、まずは「はい」と答えてから、ゆっくりと話し始める練習をしてみてください。面接官がメモを取っている間は、少し間を置くなど、相手への配慮も大切です。
これらの基本的なマナーは、練習すれば誰でも身につけられます。家族や友人に協力してもらい、模擬面接をしてみるのもいいですね。動画を撮って自分の姿を確認するのも、客観的に見られるのでおすすめです。

動画を撮って自分の姿を確認するのも、客観視できるのでおすすめだよ。
質問の意図を理解する
面接官からの質問には、それぞれ意図があります。例えば、「学生時代に頑張ったことは何ですか?」という質問であれば、単に「何を頑張ったか」だけでなく、「どのように課題を乗り越えたのか」「どんな学びがあったのか」「その経験から何を得て、今後どう活かしたいと考えているか」を知りたいと考えています。皆さんの思考プロセスや行動力、成長性を見極めようとしているのです。
また、「当社の志望動機を教えてください」という質問では、企業のどんな点に魅力を感じ、それが皆さんの経験や強みとどう結びつくのか、入社後にどのように貢献したいと考えているのかを知ることで、皆さんの企業理解度や入社への本気度を測ろうとしています。質問されたらすぐに答えるのではなく、一呼吸置いて、質問の意図を考えながら答えるようにしましょう。
もし質問の意図がわからなければ、「〇〇ということでしょうか?」と聞き返すのも、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢として好印象です。これにより、誤解なく意図に沿った回答ができるだけでなく、面接官も皆さんの真摯な姿勢を感じ取ることができます。
質問はチャンス!逆質問で意欲を示す
面接の終盤には、「何か質問はありますか?」と逆質問の機会が設けられることが多いです。これは、皆さんが企業に対してどれくらい興味を持っているか、入社への意欲があるかを示す大切なチャンスです。この時間は、皆さんが「この会社で働きたい」という熱意をアピールする絶好の機会と捉えましょう。
「特にありません」と答えるのはもったいないです。事前に企業のウェブサイトやニュース、IR情報などを隅々まで調べて、そこで疑問に思ったことや、仕事内容についてもっと詳しく知りたいことを質問しましょう。
例えば、「御社の〇〇という事業について、詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか?」といった具体的な質問は、企業のことをよく調べているという意欲をアピールできます。
さらに、「入社後、私がもし〇〇の業務を担当させていただくとしたら、現時点で身につけておくべきスキルや知識はありますか?」といった、入社後の働き方を具体的にイメージしている質問は、皆さんの意欲をより強く印象付けます。

ウェブサイトに載っているような簡単な情報や、待遇に関する質問ばかりにならないように注意してね。
失敗しても大丈夫!前向きな心構えで臨む
面接は、いつも完璧にいくとは限りません。思ったように話せなかったり、緊張しすぎてしまったりすることもあるでしょう。頭が真っ白になって、しどろもどろになってしまうこともあるかもしれません。でも、大丈夫です。一度の失敗で全てが決まるわけではありません。
大切なのは、失敗から学び、次に活かすことです。面接が終わった後、「もっとこうすればよかったな」「あの質問にはこう答えるべきだった」と感じたことは、次に活かせる貴重な経験です。すぐに反省点をメモに残し、どのように改善するかを具体的に考えましょう。
例えば、話す内容がまとまらなかったなら、話す前に箇条書きでポイントを整理する練習をする、声が小さくなったなら、いつもより少し大きな声で話すことを意識するなど、具体的な改善策を試してみてください。
「次はこうしてみよう」「もっと〇〇について準備しよう」と前向きに捉える心構えが、皆さんの成長につながります。就職活動は、皆さん自身が大きく成長できる期間でもあります。

失敗しても焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう
まとめ
面接官は、皆さんの「人柄」「意欲」「企業への関心」を見ています。皆さんの本質的な部分と、その会社で働くことへの真剣な思いを知りたいと考えているのです。
今回お伝えした、基本的なマナーを身につけ、質問の意図を深く理解し、そして何よりも自分らしさを大切にしてください。逆質問の機会を最大限に活用し、失敗を恐れずに前向きな気持ちで臨むことが、成功への鍵となります。
面接は、企業と皆さんがお互いを理解し合うための大切な場です。自信を持って、そして前向きな気持ちで、あなたの魅力を存分にアピールしてきてくださいね。応援しています!