近年、就職活動を始める前にインターンシップに参加する大学生が増えています。授業やネット情報だけの企業理解だけでは知ることのできない「働くことのリアル」を体験できる貴重な機会だからです。
実際のインターンシップ体験を通して、どんなことが学べるのか、どんな気づきがあるのかを紹介します。
インターンシップってどんなことをするの?
インターンシップでは、会社で実際の仕事を体験することができます。ただし、短期間のものは、会社説明や職場見学が中心で、仕事体験の機会が少ないこともあるので注意してください。
ある大学生は「仕事中は、ピリピリした雰囲気かと思っていたけど、思ってたよりあたたかい雰囲気で、働くのが楽しみになった」と話していました。職場の人たちと話したり、業務の流れを見たりすることで、教科書では学べないことがたくさん身につきます。

「会社ってこういう場所なんだ!」という発見があるんですね
インターンシップに参加して良かったこと
参加者の多くが、「自分について深く考えるきっかけになった」と話しています。
「自分は何が得意で、何が苦手か」「どんな仕事が自分に合っているのか」など、自分を見つめ直すことができたという声が多くありました。社員の人と話すことで、自分の強みや課題に気づけた人もいました。
また、「会社の雰囲気が自分に合っていて、ここで働きたいと思った」という具体的な進路を見つけた人もいます。
実際の仕事を体験して気づいたこと
「デスクワークは退屈だと思っていたけど、実際にやってみたら集中できて面白かった」「営業は苦手だと思っていたけど、人と話すのが好きだと気づいた」など、実際に体験することで新たな自分に出会えたという声もあります。
また、「報告・連絡・相談の大切さ」や「人間関係が仕事のやりやすさに大きく関わる」といった、社会人として大事なポイントにも気づけたという体験談も多く聞かれました。
失敗も成長のチャンス
インターンシップでは、すべてが順調に進むわけではありません。「資料作成がうまくいかなかった」「説明を聞き逃してミスをした」など、失敗の経験もよくあります。
しかし、「社員の人がやさしくサポートしてくれたので、安心して挑戦できた」という声もあります。失敗を通じて「次はこうしよう」と考える力がつき、自分自身の成長につながります。

インターンシップは、失敗も大切な学びになるんですね
インターンシップで得た自信
「初めてのプレゼンが成功して自信がついた」「任された仕事を最後までやりきって、自分にもできるんだと思えた」といった、成功体験も多くの学生が経験しています。
「よく頑張ったね」と社員の人に言われたことが励みになったという声もありました。こうした経験は、就職活動の面接やグループディスカッションなどでの自信にもつながります。
人とのつながりも大切な成果
インターンシップを通じて出会った社員の方や、他の参加学生とのつながりは、これからの就活においてもとても貴重です。「就活の相談に乗ってもらった」「今でも連絡を取り合っている」といった人間関係は、情報収集やメンタル面での支えになります。

相談する人が増える、周りの人に頼ることができるようになるのも、
大きなメリットなんですね
まとめ
インターンシップは、ただの職場見学ではなく、将来の自分を考える大きなきっかけになります。実際に働くことで、自分に合う仕事や働き方が少しずつ見えてきます。
うまくいかないこともありますが、それも大切な経験です。そして、インターンで築いた人とのつながりは、将来の支えになるかもしれません。
少しでも興味があるなら、思いきってインターンシップに参加してみましょう。きっと新しい自分と出会えるはずです。