「将来どんな仕事をしたいか」と考えたときに、まず知っておきたいのが「職種」という考え方です。職種とは、仕事の“中身”や“役割”のことです。
例えば、同じ会社にいても、営業の人もいれば、事務の人、デザインをする人など、職種によって仕事内容はまったく違います。
今回は、職種の種類や、それぞれに向いている人の特徴を分かりやすく紹介します。自分に合った職種を考えるきっかけにしてみましょう。
そもそも「職種」って何？
「職種」とは、その人が日々どんな仕事をしているかを表す言葉です。
たとえば、「IT企業で働いています」と言っても、
- パソコンを使ってプログラムを書く人（エンジニア）
- お客さんに製品を売る人（営業）
- 社内の人をサポートする人（人事・総務）
など、仕事内容は全く違います。
つまり、「会社の名前」や「業界」ではなく、「その人がどんな仕事をしているか」が「職種」です。
主な職種を紹介！向いている人の特徴もチェック
ここでは、就職先でよく見かける代表的な職種を紹介します。あなたが興味を持てそうな職種があるか、見てみましょう。
営業職
【仕事内容】
お客様に商品やサービスを提案し、契約につなげる仕事。社外の人と関わることが多いです。
【向いている人】
人と話すのが好き、相手の話をよく聞ける、行動力がある人。
事務職
【仕事内容】
書類の作成やデータ入力、電話対応など、会社をサポートする仕事。
【向いている人】
コツコツ作業が得意、ミスが少ない、細かいところに気づける人。
エンジニア・プログラマー
【仕事内容】
パソコンやシステムの仕組みを作ったり、アプリやソフトを開発する仕事。
【向いている人】
パソコンが好き、考えるのが得意、集中力がある人。
クリエイティブ職（デザイナー・ライターなど）
【仕事内容】
広告やWebのデザイン、文章を書くなど、アイデアを形にする仕事。
【向いている人】
表現が好き、発想力がある、自分の世界観を持っている人。
接客・販売職
【仕事内容】
お店でお客様に商品を案内したり、レジでの対応をする仕事。
【向いている人】
明るく元気、人との会話が好き、気配りができる人。
自分に合う職種を見つける3つのポイント
1. 好きなこと・得意なことから考える
「人と話すのが好き」「ものづくりが好き」など、自分の特徴を知ることが職種選びの第一歩です。
2. 学生生活で楽しかったことを思い出す
部活、アルバイト、授業などで「楽しかった」「やりがいを感じた」経験から、自分に向いていることが見えてくることがあります。
3. 働く先輩の話を聞いてみる
実際にその職種で働いている人の話を聞くと、リアルな仕事内容ややりがいが分かります。就活イベントやOB・OG訪問などを活用しましょう。
職種は途中で変えることもできる
「職種って一度選んだらずっと同じなの？」と心配になるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
働いていく中で、違う職種にチャレンジする人もたくさんいます。まずは、「今の自分に合いそうな職種」から考えてみましょう。
まとめ
職種は、あなたの「働く中身」を決める大切な要素です。会社や業界だけでなく、「自分が何をしたいのか」「どんな働き方をしたいのか」を考えることで、自分に合った職種が見えてきます。
いろんな職種を知って、少しでも「これ気になる！」と思える仕事が見つかれば、それが第一歩です。焦らず、自分らしい道を見つけていきましょう。
