5回も不採用通知を受け取ると、「もう自分はどこにも受からないんじゃないか」と、本当に心が折れそうになりますよね。私も同じでした。好きな仕事に就きたくて頑張ったはずなのに、何度も転職失敗の烙印を押されて…。
でも、諦めずにやり方を変えた結果、6回目の挑戦で、最高の職場を見つけることができたんです。
今回は、何度も失敗を繰り返した私が、最後に成功した「たった一つの方法」をできるだけわかりやすくお話しします。
「もう自分は受からない」と絶望した日々
正直、最初は転職活動を少し甘く見ていたところがありました。世間で言う「知名度の高い企業(人気企業)」や「給料が高い会社」ばかりに目が行き、「きっとどこかには入れるだろう」と自信過剰だったんです。
しかし、結果は散々。
1回目、2回目、3回目と立て続けに不採用通知を受け取るたびに、自信は粉々に砕け散りました。4回目、5回目になると、「書類選考の段階で、私には何か致命的な欠陥があるのでは?」とさえ考えるようになりました。
特に辛かったのは、面接で「あなたのやりたいことは何ですか?」と聞かれたとき。
私は、会社の名前や給料のことばかり考えていたので、心の底から「この会社でこれがしたい!」という熱意を持って答えられなかったんです。
面接官の表情が曇るのを見て、「あ、また失敗したな」と確信しました。このまま続けても受からない!そう確信した私は、一度立ち止まることを決意しました。
昔の私と成功した私の決定的な違い(比較表あり)
立ち止まった後、私は過去の失敗を徹底的に分析しました。すると、不採用になっていた頃の私と、最後に成功したときの私とでは、転職活動への取り組み方が全く違うことに気づいたんです。
特に決定的な違いを、比較しやすいように表にまとめました。

この表を見てわかるように、以前の私は、「会社を選ぶ」ことばかりに気を取られ、「自分を知る」という最も大切なステップを完全に無視していたんです。これが、私が何度も受からない原因でした。
私を救った「たった一つの方法」:徹底的な自己探求
では、どうやってこの状況を乗り越え、転職を成功に導いたのか。それが、先ほどの表にも書いた「徹底的な自己探求(自己分析)」です。
「自己分析なんてやったよ」と思うかもしれません。でも、私がやったのは、履歴書に書くための表面的なものではありません。
【自己探求の3ステップ】
- 過去の感情を深掘りする
- 「仕事で一番楽しかったのはどんな時?」
- 「一番辛くて、辞めたいと思ったのはどんな時?」
- その時、なぜそう感じたのか? 感情が動いた理由を5回以上掘り下げました。
 (例:楽しかった→人から感謝されたから→なぜ感謝が嬉しい?→自分の存在意義を感じるから…)
 
- 「やりたくないことリスト」を作る
- 「やりたいこと」より、「これだけは絶対にやりたくない」という条件を先に書き出しました。
 (例:ノルマがきつすぎる仕事は嫌、一人で完結する仕事は嫌、など)
- このリストこそが、あなたの譲れない「価値観」を明確にしてくれます。
 
- 「やりたいこと」より、「これだけは絶対にやりたくない」という条件を先に書き出しました。
- 「未来の仕事の定義」を作る
- 上記の2つを組み合わせ、「私にとって最高の仕事とは、『〇〇を通じて、△△な価値観を満たせるもの』である」という自分だけの仕事の定義を作りました。
 
この自己探求の作業は、約1ヶ月かかりましたが、この時初めて「私が本当に仕事に求めているのは何なのか」が明確になりました。
「受からない」状況を打破した、会社選びのパラダイムシフト
自己探求で「自分にとって最高の仕事の定義」ができた後は、会社選びの基準がガラッと変わりました。
以前は「人気企業だから受ける」だったのが、新しい私にとっては「私の価値観とこの会社のビジョンが一致しているか?」が最重要項目になったんです。
1. 知名度より「フィット感」を重視
大手企業ばかり見ていたのをやめ、自分のやりたい事業を手掛けている中堅・ベンチャー企業まで広く視野を広げました。大切なのは、そこで働く人たちがどんな価値観を持っているか、自分の役割が明確か、ということです。
2. 転職エージェントの使い方も変更
以前は大手のエージェントに任せきりでしたが、成功したときは、特定の業界に特化したニッチなエージェントや、求人サイトを自分で徹底的に検索しました。
なぜなら、私の「最高の仕事の定義」を理解してくれるのは、専門性の高いエージェントか、あるいは自分自身だけだと気づいたからです。
3. 面接は「告白」の場だと捉える
自己探求のおかげで、面接では、飾らない言葉で熱意を伝えることができました。
- 「御社の〇〇というビジョンは、私の△△という価値観と完全に一致しています。」
- 「私は過去5回失敗しましたが、それは御社のような環境で働く熱意が足りなかったからです。今は違います。」
というように、自分のストーリーを正直に、かつ会社とどう繋がっているかをロジカルに説明できたんです。
諦めずに続ければ必ず成功する
私が何度も失敗から立ち直れたのは、「不採用通知は、私に合わない会社からのラブレターだ」と、考え方を変えたからです。
もしあなたが今、「もう受からないかも…」と悩んでいるなら、焦って次の企業に応募する前に、ぜひ一度立ち止まって、自分自身にじっくりと向き合ってみてください。
転職活動は、スキルや経験を売る場ではなく、あなたが何を大切にし、どんな貢献ができるのか、というあなたの「生き方」を伝える場です。まずは自己探求を始めてみましょう。
あなたの最高の転職成功を、心から応援しています!
まとめ
今回のブログ記事では、5回の転職失敗を経験した私が、最後に成功を掴んだ方法をお伝えしました。
転職を成功させるために最も大切なのは、「徹底的な自己探求」で、自分にとっての「最高の仕事の定義」を明確にすることです。
それが明確になれば、
- ブレない軸で、本当に自分に合う企業を選べるようになります。
- 面接で熱意とロジックを持って、自分のストーリーを伝えられるようになります。
焦らず、しかし着実に、一歩一歩進んでいきましょう。もし、自己探求の具体的なやり方や、面接での受け答えに困ったら、いつでも私に聞いてくださいね。一緒に頑張りましょう!

 
  
  
  
  